学校に関する悩み

学校というのは、社会の縮図です。学校で起きる様々なことについて、思い、考えることは、みなさんの人生の糧となることでしょう。ときには悩むことも肝心なことです。学校生活というのは、過ぎてみれば、あっという間の出来事です。「過ぎてみれば」です。みなさんの時間の流れと大人の時間の流れは、体感的には異なります。これは、心理学において「ジャネの法則」といわれています。学校が人生のすべてと思えてしまうことは、とても自然なことなのです。日本では、人間の悩みの本質は、子どもでも大人でも大して変わりません。人間関係、仕事や学校、会社や学校、お金、恋愛、家族、病気等です。一般的には、大人になっても同じようなことで悩んでいるのです。

大人の悩みには、大なり小なり社会的な責任が関わってきます。たしかに、学生時代の悩みとは、少し種類が違います。しかし、その悩みへの対策もある程度知っています。みなさんは、これから知ることになりますが、知っている状態で受けるストレスと、知らない状態で受けるストレスとでは、知らない状態で受けるストレスの方がとても大きいのです。また、ある程度のストレスは、心の健康にとって良い影響もあります。「ある程度」は人によって異なります。この「ある程度」を知っておくことは、とても重要なことです。まずは、いまの心の状態を分析することから始めてみるのが良いでしょう。まずは身近な心理職として、スクールカウンセラーに相談してみましょう。相談しづらいときには、このウェブサイトを運営している隅田川心理士事務所に相談してください。

心理を大事にすることも良いですが、苦悩を抱えることも、人間として味わい深くなっていくものです。つまり、辛い、悲しい、悔しい等の、一見、負の感情のように思える感情をも大切にしてください。楽しい、嬉しい、ばかりの感情にしか触れることがないと中身のない人間となってしまいます。心理に深く関わっている私たちでさえ、涙を知らない優しい人間、というものを見たことがありません。他人に優しくない人間は自分に対しても優しくないものです。

家族に関する悩み

家族に関して悩みがある場合、みなさんにとっては居場所がないように思えてしまうことでしょう。そういったみなさんが相談に来たときに「周りの大人に相談しなかったのか」と尋ねると、示し合わせたように「相談したけど『そうはいっても家族なのだから』とちゃんと聞いてもらえなかった」と、はねつけられてしまった経緯を話してくれます。家族の数だけ家族の形はありますが、正しい形や間違えている形があることも真実です。

みなさんは、居心地の良い場所を求めることでしょう。それを悪い大人は虎視眈々(虎が鋭い目つきで獲物をねらっているように、油断なくじっと機会をねらっているさま)と待ち構えています。大人であっても子どもであっても、越えてはいけない一線、というものがあります。

家族に関する悩みを抱えているみなさんを受け入れてくれるような甘言を弄して(口先ばかりうまいことをいうこと)近寄ってくることでしょう。そして、このような否定的な言葉は耳障りに思えることでしょう。

家族との円満な関係を取り戻すか、そもそもそれが無理であれば、安全・安心、かつ学びのある居場所を探すか、未成年者がまっとうに生きていく道は、他にありません。

まずは、学校の先生、スクールカウンセラー、警察官、こういった大人に相談してみましょう。それでも解決しないときには、このウェブサイトを運営している隅田川心理士事務所に相談してください。

友達関係に関する悩み

友達関係について悩みがあるとき、その友達をよっく観察してみましょう。特定の問題があるときを除いて、友達は、自己の映し鏡であることが多いです。友達関係について悩むことができるのは素晴らしいことです。

カウンセリング等で助言や指導できることは、自己への向き合い方や考え方であって、対人的なものではありません。友達関係を解決できるのは自己だけである、ということです。

いじめや犯罪被害に関する悩み

いじめや犯罪被害に関して悩みがあるときは、できるだけ早く相談してください。インターネットやこのウェブサイトで第三者の抽象的な事例を読んでいる場合ではありません。いじめや犯罪被害は刻一刻と被害者の心を傷つけ、その傷を癒やすためには膨大な時間が必要となります。いじめや犯罪の加害者に関わっている時間には、何の価値もありません。いじめている側に加害の意識というものがない場合が多いのです。

「遊びの延長だった」

「面白半分でやった」

「みんなやっていたから」

「なんかムカつくから」

これらは、加害児童・生徒からよく聞く言葉です。いじめとケンカとは全く異なるものです。隅田川心理士事務所では、いじめ被害に関する心理ケアには定評があります。真っ先に相談して良いでしょう。

他にも、人には、話せない、話したくない、犯罪被害に関する相談が増加傾向にあります。守秘義務は徹底しますので、まずは相談してください。